修正BSDライセンスの条文を読む (1) - とあるソフトウェア開発者のブログ

オープンソースライセンスの1種である、修正BSDライセンス(New BSD License)の条文(英語)を読みます。3回程度に分ける予定です。
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はじめに

この記事では、修正BSDライセンス(New BSD License)の条文(英語)を読みます。
私はソフトウェアライセンスに関しては素人ですので、もしかしたら間違いが含まれているかもしれません。その点は注意してください。

修正BSDライセンス

修正BSDライセンスは、オリジナルのBSDライセンスから宣伝条項(広告条項)を取り除いたライセンスです。このライセンスは、三条項BSDライセンス(3-clause BSD License)とも呼ばれますが、ここでは「修正BSDライセンス」で統一します。

修正BSDライセンスの3番目の条項は、取り除くことが可能です。その場合は、二条項BSDライセンス(2-clause BSD License)と呼ばれます。*1

修正BSDライセンスのテンプレートは、OSI(Open Source Initiative)のWebサイトで公開されています。「The BSD License」となっていますが、注釈や条文を読む限り、(3条項の)修正BSDライセンスのようです。
http://www.opensource.org/licenses/bsd-license.php

また、日本語参考訳はいくつか公開されていますが、その1つをSourceForge.JPで参照できます。
http://sourceforge.jp/projects/opensource/wiki/licenses%2Fnew_BSD_license

テンプレート

修正BSDライセンスのテンプレートです。実際の条文では、、、が書き換えられます。また、3番目の条項を取り除くと、二条項BSDライセンスになります。

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著作権表記

それでは、条文の内容について見ていきます。まずは著作権表記の部分です。

テンプレートの中のとは、実際のライセンスの条文の中では、著作権が発生した年と著作権者の名前に置き換えられます。例えば、2010年にリリースされたソフトウェアで、著作権者が「Simply Software」の場合、次のようになります。

この部分は一般的なCopyrightの表記と同じです。1行にまとめられていたり、の後にピリオドやカンマが付いていたりすることもあります。著作権者が複数の場合は、全員の名前が記載されます。

今回はここまでです。次回からは、本文を読んでいきます。
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*1:FreeBSDなどで採用されています。